整体ができる鍼灸師とできない鍼灸師
整体は整体だけのものじゃないんです。
鍼灸に携わる方、オイルマッサージやタイ古式マッサージなど、あらゆる分野において精通しているのが整体です。
整体を通して相手の身体の滞りを探ること、筋肉を透しして、ピンポイントで硬結を捉える事、それは全てのマッサージやセラピーに精通しています。
私が鍼灸の学生だった時、よく実技の授業ではセンスが良いと言われていました。
センスが良いのではなく、整体が出来るからセンスが良く見られていただけです。決して天才などではなく、地道に努力をしてきた結果です。
私が行っていた鍼灸専門学校の学生は整体が出来ない人がほとんどでした。
相手の触り方、手つき、硬結の取り方は本当に下手くそで、それは3年間ずっと下手なままな人が多かったです。
なんのプライドなのかわからないですが、整体を学ぶという事には抵抗を感じているらしく、ひたすら鍼灸の勉強をしている人がほとんどでした。
整体が出来ない事で自分の技術に自信が持てず、3年間学び、卒業して免許を取ってからも自信がないと言っている人がほとんどです。
3年間も勉強したのに自信がないと言うのはなぜなのか、私にはわかりません。
整体の技術がしっかりしていれば、患者さんのどこに硬結があるのか、どこに何をすればいいのか、自信を持ってわかるはずです。
勉強は長くやれば良い物ではありません。必要なものを必要な時にやる事が大切です。
整体師、鍼灸師とも職業です。勉強しているだけではどうにもなりません。
勉強ばかりしてなにをしたいのかわからなくなってしまっている人も鍼灸の学校では何人か見受けられます。卒業して就職したら、鍼灸だけではなく、結局マッサージが必要なのでマッサージの練習ばかりで指が痛いという人もいます。
なぜ、学生の頃からそれを予想して指を育てなかったのか私にはわかりません。仕事として考えたときに整体を通して指を育てる事に気付かない。そうして時間のロスを繰り返しています。
技術はとにかく経験です。やってなんぼです。
良い整体を習い、とにかく経験を積む事が何よりも大切だと思います。
現在は鍼灸よりも整体の方が求められています。
鍼灸師にも整体の技術は必須と言い切ります。
整体が出来る鍼灸師と出来ない鍼灸師、違いは明らかです。
クラウド整体師養成スクールの卒業生は皆とても上手な整体師です。卒業生の活躍が当校の実力と信頼に結び付くと信じ、良い整体をしっかりと教えて行きます。
クラウド整体師養成スクール 伊藤
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